首都圏での家電の回収作業

昨日は家電回収デーだった。

自宅に居ながらにしてできる支援、それは物資を募集して被災地に届けること。

被災地では津波に流されたり、残っていても海水をかぶって故障してしまったりなどで基本的な家電がなくなったお宅が非常に多い。聞いた話だと、扇風機は売り切れだとか。

私たち夫婦は(って、ほとんど夫がやってるのだけど…)、首都圏で家電を回収することにした。
  扇風機、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器
取りあえずはこの4点を集めている。

「首都圏・家電回収キャラバン」として、夫が事前にネット上で提供者を募集しておき、連絡を取り合って回収した。1件は海外への引越しのタイミングだったので、しかも買って2年くらいの家電(電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機)を始め、トースターやドライヤー、照明器具、ソファーベッド、などなど大きな物から小さな物まで提供してくださった。

全部で、横浜、東京、埼玉と9軒のお宅を回り、冷蔵庫7台、洗濯機4台、炊飯器3〜4台、電子レンジ1台、その他種々の物を夫が回収して来た。

私は自宅で仕事。その間、東京のK氏(チーム王冠のボランティア仲間)が集めた扇風機7台と電子レンジ1台を受け取った。運搬してくださったのは、ネットの支援物資で蚊取り線香をご寄付いただいた方で、その時に「運搬ボランティアしますよ」とおっしゃっていたので、今回図々しくお願いしたら、快諾していただけたのだ。

つまり、こんなに物資回収できたのだけれど、私は実質何もしてないわけで、、、。(^^;)

家電以外に、昨夜連絡くださった方の所へ行き、炊出し用寸胴鍋4個、プラスチック容器約2000個、小鉢やお椀など多数を回収。これは私も同行した。捨てられる直前だったとのことで、間に合ってよかった!

このように「使わないけど使えるもの」を引き取って被災地で役に立てられればこんなに良いことはない。
被災地では何もかもが足りないが、募集物資が多岐に渡ると、現場での仕分けや保管、数量管理に多くに手間と時間を取られ、被災者への直接の支援に差しつかえることになり、結局募集する品目が限られる。
こちらの関東で物資を保管や数量の管理ができれば、必要な時に必要な物を送ることができる。ストックしておくのは重要かと思う。

千葉県在住で、トラックや物資の保管倉庫を所有している方が、先日運搬ボランティアさんとして名乗りをあげてくださってから、物資保管の悩みが軽くなった。家電を中心に、ますます多くの物資を集めて被災地に送りたい。


回収した家電製品ほか

会議用の茶色い長机と奥のパイプ椅子以外はすべてご寄付いただいた物。
ソファーベッドや椅子、写っていないがダイニングテーブルもある。

右の壁際に冷蔵庫がずらり。奥の方に洗濯機。
右下の電子レンジは、横浜の運搬ボランティアさんが東京赤坂から回収し、新横浜へ届けてくださった。赤坂の前はどこに? 善意のリレー。
左の背の高いカラーボックスもご寄付。青いコンテナの中のにはドライヤーなども。

家電など、物資募集の内容はこちらをご覧ください。
   http://www.ftby.co.jp/311.html

ご自宅まで回収に伺います! リサイクル料金・送料かからず被災地支援できる、一石三鳥です。
事前に、訪問日程と時間を調整の上伺います。
迷っている方はどうぞお気軽にご相談ください。