7/9(土)物資輸送

前回の6月中旬に引き続き、また関東で集めた物資を宮城県に運搬した。

7/8(金)の夜、マンションの一室に保管してあった家電(冷蔵庫、扇風機、洗濯機、炊飯器、電子レンジなど)の他に、エンゼルボックス(この話はまた別途)、タオルケット、ペットボトルの水、カップ麺などの保存食、ハエや蚊などの害虫対策グッズなどなど、その他たくさんの善意のご寄付を積み込んだ。男性4人と女性1人だったが、慣れない作業だったので2時間くらいかかったか。

↓ トラックに積み込む前の物資
     


翌日7/9(土)の朝8時、都内某所の倉庫に向かい、オムツの支援物資を大量に受け取った。これはボランティア団体の「レスキュージャパン」さんから分けていただいた。レスキュージャパンさんは、物資を集めて被災地に送るという、物資に特化したボランティア団体だそうだ。消耗品はいくらあっても足りないくらいなので、こういった団体の存在は本当に心強い。
作業要員はレスキュージャパンさんから女性1名、外国人男性1名、チーム王冠でのボランティア経験豊富な女性1名、家電回収プロジェクトの運搬ボランティアの男性1名、そして私たち夫婦の合計6名だった。

オムツに関しては、もうすでにオムツが取れた子が、震災のショックでおねしょをするようになってしまったとのこと。震災がなければ必要なかったものなのだ。こうして必要性ができたものがどれだけあるのだろう。
そして、おねしょをするようになった子の気持ち、傍にいるご家族の気持ちを想像すると切ない。オムツで安心感が得られるなら、どんどん届けてあげたいと思う。

レスキュージャパンのTさんに、「できるだけ積み込ませてください」と頼み込んで、ぎゅうぎゅうに詰めた。サイズ違いで4種類のオムツと、おしり拭き、合計大きなダンボール159箱を積み込んだ。

↓ オムツを積み込んでいる最中


↓ 積込み終了!


10時頃東京を出発。宮城県登米市のチーム王冠の倉庫に到着したのは19時過ぎになってしまった。
東北道が事故渋滞したせいもあったが、トラックは高速料金無料なのだが、ETCではなく一般料金所を通らねばならないため、出口で渋滞する。
これはすぐにでもどうにかできると思うのだけれど…。

登米の倉庫でオムツを下ろし、その後、石巻渡波の倉庫に向かった。
ここでは一部の物資を下ろし、今度はチーム王冠の拠点となっている柴田郡の大河原へ向かった。
その途中、名取市の銭湯でさっと汗を流した。大河原の銭湯は22時までなので、帰り道のどこかで寄るしかない。荷物の積み下ろしで大汗をかいたのでお風呂に入れないのはきつい。だが、被災者の中にはいまだに自由にお風呂に入れない人もいる。正味20分だったが極楽気分だった。

大河原に到着したのが23:30頃だったか、ここでの荷卸しは翌朝にするとして、すでに始まっているミーティングに参加。私たち夫婦を含めて7人で、その日の報告と翌日の行動スケジュールを確認した。終了したのは午前1:30頃。食事がまだだった3人が簡単に食事を済ませ、就寝。

あっという間の1日だった。

震災直後は、「自衛隊とか民間の運送業者がどんどん物資を運んでほしい」と思っていたけど、必要な物と数を確認し、積込み、運搬、そして現地での配布、、、。もちろん私たちがまったくの素人だというのが大きいが、やってみると手間のかかることだ。もちろん輸送コストなども。しかし震災直後はガソリンがなくて動けなかったという。どんなにつらかったかと想像すると胸が痛む。