てらさんのつぶやき-その１
バーーンっ！！！
7月の早朝、一仕事済ませてちょっと休憩のひととき。(チーム王冠の拠点居酒屋「凛家」にて)
中央のイケメン(？)が「てらさん（本名：寺岡さん）」。昼夜問わず寝食を忘れて活動しているチーム王冠の実働部隊3人のうちのお一人です。ツイッターで現場の実態などを端的につぶやいていたので、*非*被災地の皆さんに、被災地の様子を知っていただけたらと、了解を得てこちらに転載させていただくことにしました。
23.7.9
ライフラインが復旧していても、食べる事の出来ていない人達がいる現実…。エンゼルボックスとは、単なる食事の配給ではなく、非被災者が被災者を想い、想像力を膨らませて、3日間生き延びる為に必要な水・米・おかずなど保存のきく食べ物を箱に詰めたボックスなんですよ！ 毎日、チーム王冠に届いています。全国の方々の想いが直接伝わる『想いの箱』だけに、被災者の方々からは大好評！涙して受け取ってくださる方々が多いんですよ。23.7.9
まだまだ不足している物だらけです。水や食料は慢性的に不足していますし、衣類や生活雑貨も不足しています。圧倒的に不足しているのは水ですけどね！水道水から油混ざったり、殺菌する為塩素濃度が高い水道水を使いたがらないから。23.7.11
亘理町にて、住民107人のある地区が現在30名ほどしかいない！ 8月6日に全ての住民を集めて「復興祭」を行う計画！本来この地区の夏祭りが開催されるが、住人を元の人数に近づける為に、避難所、仮設に分散してしまった住民を一堂に会しての復興祭！住民主導のこの祭り、絶対に成功させる！23.7.11
【自宅避難者捜索】本日亘理郡亘理町にて自宅避難者11世帯32名の方々を登録しました。 2カ月前に無人地帯だった逢隈高屋地区です。避難所から戻って来られています。このエリアは避難区域の線引きが変わり、住民意識も変わりつつあります。まだまだ支援が必要です。＜補足説明＞ 自宅避難者の方々は、住む家があるという理由で避難所には居られず、「避難所ではなく自宅で生活できるということは被災者ではない」とされ、行政などからの支援をまったく受けられずにいます。しかも、その家も1階は津波に流されていて通常ではとても住めない状態。しかし親戚の家も長くは居づらかったり、留守の家への侵入盗を防ぐため、などの理由で自宅に戻らざるを得ない自宅避難者のかたがたくさんいます。
チーム王冠の活動の一つに、自宅避難者を探し出し現在困っていることを聞き取りし、必要な食料や物資を供給するということがあります。
自宅避難者でも、同じ地域で20名以上のグループを作れば(行政区画や町内会とは関係なく、メンバーがどうしが「同じグループです」と名乗ればOK)、そして災害救助法に基づいて申請をすれば、1日3食が宅配業者によって届けられます。
チーム王冠は、その申請のお手伝いをしています。
また、届けられる3食は、パン、おにぎり、お弁当で、とても足りませんので、お水やカップ麺、缶詰など保存が効く食糧の支援を合わせて行っています。
23.7.13
【チーム王冠でボランティア】宮城県沿岸部で自宅避難者のケアをしている。団体泥かきや炎天下の作業は殆ど無く、被災者宅での聞き取り調査や倉庫内の仕分けがメイン。時々トラックからの荷下ろしなどはあるが被災者の困ったに応える事が主な作業。時間通りに終わる事は少ない。場面対応が求められる。23.7.15
【網を探す】亘理町の鳥の海と言う地区がありますその名の通り、日本有数の湿地帯で渡り鳥の生息地にもなる穏やかな土地でしたその北側に位置する荒浜港に程近い瓦礫の山で動く人影を発見。聞いてみると、漁師で舟漁具共に無くし将来に備え網を探しているとの事但し、全く目処は立っていない23.7.15
【亘理町と山元町】言い方は悪いが地味な被災地です。自分が関わっている中でも、メディア露出も少なく支援も少ない。又は全く無い。もっと皆の目を向けたいと思う。そして、もっと支援の輪を広げたい。住んでいるのは同じ人間です。苦しんでいるのも同じ人間です。23.7.15
【扇風機】とあるボランティア団体と共同で借りている倉庫に中型トラック2台分の扇風機が入庫した。我々の割当分と今まで支援して頂いた分を併せて先日の電化製品アンケートに基づいた扇風機の配布を行った。あれから4ヶ月経った今でも凄まじい生活を送る被災者の現実を多くの人に知って欲しい。23.7.16
【扇風機届け隊】今日は朝から倉庫整理の段取りを取った後、昨日に引き続き扇風機をお届けしました。集計しないと正確には出ませんが、石巻市内で約70台。昨日と併せて100台以上をお届けしました。季節柄、一刻も早く欲しい扇風機。明日からは亘理町、山元町にもお届けする予定です。熱い男、てらさんの現場からの声は、また追々ご紹介していきます。乞うご期待！
