活動ご報告、第一報
さまざまな形で今回の私たちの遠征にご協力くださった皆様に、まず無事に帰宅したことをご報告し、お礼申し上げます。
3日間の活動は短かったですが、今後の支援の展望につながる発見もあり、私たちとしては有意義なものでした。何人もの被災された方と会ってお話しして、ますます支援を続けなければという気持ちになりました。3日間、フルで家電を配布しました。移動の際に見た風景は、残念ながら復興には程遠いものでした。
詳細はまた後日記述するとして、現状の風景を写真でお伝えします。
自宅が失われました。もちろん多くの命も。
見渡す限り、歩いても歩いてもこのような状態のお宅がたくさん存在します。
まったく人が住んでいない地域もあれば、ポツポツと住んでいるお宅がある地域もあります。外からでは分からないことも多いです。
一部の地域ではなく、決して珍しくない光景です。これが5か月以上経った被災地の現実です。
下のような写真のご自宅で住んでいる人もたくさんたくさんいらっしゃいます。
「1階が津波に流され2階で生活している人たち」のことは何度もここで書いてきましたが、今回は住人の方の了解を得て撮影させていただきました。
床下の泥を取り出すために床を剥いだけど、大工さんがつかまらなくて、または今後の先行きが見えなくてどこまでお金をかけて良いかが悩ましくて、床を張れないお宅が多いのです。
床を剥がさなかったお宅は、床下に潜り込んで泥を出したそうです。重くて固い泥を。
そしてまた別のお宅も1階はこのような状態で、2階に住んでいらっしゃいます。
白いエアーズロック???
いいえ、瓦礫の山です。瓦礫ももともとは住人の貴重な財産でした。
女川街道の交差点。交通量が多いのにまだ信号が直っていません。そしてそういう信号もまったく珍しくありません。照明がついているだけマシかも? 以前は照明も点いていませんでした。
まずは取り急ぎ写真をアップしました。