第3回のストーブ配布に行って来ました!

ご報告が遅くなってしまいましたが、11/30(水)に、宮城県亘理町にストーブ配布に行って来ました。

レポートは、東北ほっとプロジェクトのホームページにアップしましたので、そちらをご覧いただければ幸いです。

http://tohoku-hot-project.blogspot.com/2011/12/3.html


あちらのホームページは、何となく「公式」でもあり、愚痴めいたことを書くのもみっともないと思い、あまり書きませんでしたが、今回は最初から目指すお宅が見つからなくて、もう本当に泣きそうでした。(^^;) インターネットの地図で住所を調べたのに、行ってみたらお宅がない、もしくは全然違うお宅だったりして難儀しました。

まず、津波被害で残っている家がどれくらいの割合なのか…。時間が経って地面には草がぼうぼうに生えて、元々が住宅地だったのかどうかも分かりません。おそらく5〜6軒に1軒が残っている状況で、その上で
住んでいると思われるお宅はさらに少なく(そういうお宅ももちろん1階は津波に流されて、片づけている途中の様相)、目的のお宅の場所を聞きたくても、すぐ近くに家も人も見当たりません。

人の姿を見かけてお尋ねするのですが、年配の方だと方言で聞き取れません。(^^;)
遠くを指差して「あの大きな家の西よ」と言われても、亘理町の地理に不案内で方角がわかりません。
そして、私が住んでいる横浜とは比較にならないくらい、一軒のお宅が大きくて広いのです。当然お庭と思われる(塀がなくなってて道と家の境もわからない)部分も広く、歩いて探すのに時間がかかります。

とにかく家屋が歯抜け状態、道も流されていて民家との境がないところもありますし、目印の建物もないので、説明する方もされる方も一苦労。道も流されていたり、草が生えて境が分からなくなっていたり。とにかく荒れ野と言うのか何と言うのか…。

防寒対策はして行きましたが、メモしたり電話かけたりするのに邪魔で手袋ははずすので手足から冷たくなっていきます。
やはり体が冷えると元気もなくなります。「せっかくストーブ持ってきたのに、ここまで来て手間取って、時間を無駄にして、何してるんだろう」と自分で自分が情けなくなりました。


私たちが苦労したと言いたいのではありません。(泣きそうになっちゃいましたけど(^^;))
ATMがあった農協も全部流されて、近所に買い物できるところもなく、道もガタガタで、固定電話もまだ通じない家がざらにあり、一瞬にして生活の必需品を失った人たちは、まだまだ過酷な状況にあるということです。

↓住人の方のお話では「ここは農協だったんだよ。ATMでも何でもあったの!それが全部なくなっちゃうんだものねー」と。確かに看板すらなく、何かの施設か倉庫かとは想像しますが、農協だとは今は全然わかりません。


次回は12/13(火)か14(水)に、現地に行ってまたストーブを配るつもりです。
今回行って、やはりストーブは必要、まだまだ支援は必要との感を強くしました。
外からの支援で現地の商売が阻害されるなどの話も聞きますが、現地では先行きの収入の不安などから、お店があったとしてもおいそれとはお金を使えない状況もあります。時間が経てば経つほど、複雑な事情が生じているようにも見えます。

やっぱり「応援していますよ」というメッセージは、ストーブに乗せて届けたいと思うのです。
ご支援、ご協力をよろしくお願い致します。